
最近、木造高層ビルの建設が徐々に増えてきています。
有名なところで言えば、東京海上グループ新本社ビルが木造高層ビルです。2028年に出来上がるとの事です
木造高層ビルにするのは、森林資源の循環(木を伐る⇒木を使う⇒木を植える⇒木を育てる)をさせる事と、炭素の固定化(二酸化炭素の基になる炭素を木材として閉じ込めておくこと)が主な理由です。他にも日常的に木材に触れる事により、人の心を和ませたり等の居心地の良い空間創りも目的とされます。
ただ木造高層ビルと聞くと、いろいろ不安がよぎりますよね。
「火災に弱いのではないだろうか」
「耐久性が低いのではないだろうか」
現代の人の多くは鉄筋コンクリートの造りの建物を目にする事が多く、直感的にも木よりも鉄の方が、火災に強いし、耐久性もある・・・と思います。
耐久性の観点で見ると、日本には誇れる木造建造物が沢山あります。その最古が法隆寺です。
600年代に造られたと言われており、築年数で言うと1300年以上と言われています。
スゴイですよね、築1300年。
鉄筋コンクリートの建造物が1300年前に無かったので、直接的な比較は出来ないですが、確実に言えるのは、「木造建造物は1300年もちます」って事です。
1300年の時間軸の視座を持った時、木材の見え方が180度変わりました。
そういう観点で見れば、確かに木材建造物は、鉄筋コンクリート以上に丈夫なのかも知れないですね。
(木造高層ビルの火災に不安解消については、ここでは割愛します)
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