生で自分を見る事は不可能です。
なぜなら人間の目は頭にくっついている為、物理的に自分自身を生で見る事は出来ません。

では、生の自分を見る事が出来るのは誰か・・・というとそれは「他者」になります。
その生の自分を"自分の為に"見てくれる存在がコーチングにおけるコーチになります。

リアルタイムの自分の状況を認識し、言葉とのGAPを感じとったりと、
自分では絶対にキャッチできない情報をキャッチする事が出来ます。

その自分では絶対に見る事が出来ないからこそ、コーチの視座はとても貴重な存在です。
コーチは、自分の為のその視座に立ち、自分の為のその視座から見える景色をフィードバックします。
アドバイザーやコンサルタントとは絶対的に違う存在意義はそこにあります。

と、いう事を認識した上で、自分を客観的に見るとはどういう事を考えると、また違った見え方になります。
今自分が100%他者の為の事を思って見えている他者の景色、これを見ている視座で自分を眺める事なります。

そういう意識で自分を見つめると、普段気づかない自分に気づく事が出来ます。
ただ、これが言うは易しで、かなり難しい。(正直言えば、不可能と言っても過言ではありません)

なので、コーチという絶対的存在が必要で、コーチをつけている人は、その視座を補完したくてお願いしているはずです。
この視座を身近にすると、周囲の人を上手く活用して自分を見るという事を選択する事が出来ます。
他者からフィードバックを快くもらえる人は、自分を客観的に見る視座の重要性と難易度を理解している人かなぁと思います。

今日は、コーチングの視座から見るコーチの存在意義の共有でした。

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hishiki